瀬戸エコ協とは

 

エコツーリズム・コンサルタント&コーディネーター

 

 瀬戸内海エコツーリズム協議会(瀬戸エコ協)は、瀬戸内海のエコツーリズムのコンサルタントとコーディネーターとして、自然環境の保全、地域コミュニティーの振興、新たなツーリズムの振興に取り組んでいます。

 地域に潜在する魅力をエコツアーのコンテンツとして発掘し、地元の方々、自治体、旅行会社等をつなぐネットワークづくりを行いながら、エコツーリズムを浸透させ、地域活性化と環境保全につなげていきます。

 また、アウトプットとして「エコツアー」「エコツーリズムフォーラム」「スナメリ目撃情報の解析・発信」を実施しています。

 


 

代表理事挨拶

 

 エコツーリズムの考え方は、地域の環境に配慮し、自然の環境資源(生態系景観)の魅力と、自然と共に歩んだ地域社会の文化歴史の有様を体験的に伝えることです。

 

  イギリス、フランス、オーストラリアでは、ナショナルトラストのサイトを活用したエコツーリズムが発展し、外国人客を入れて1万人がエコツアーに参加し、年間を通して大きな観光収益となっており、全体の経済効果は絶大です。更に、地域の活性化と地産地消の促進、エコツアーに関する雇用とビジネスの確保に大きく貢献しています。

 

 しかし、我が国ではエコツーリズムは十分浸透しておらず、知床国立公園や屋久島、西表島、釧路湿原など各所で運用されているだけです。特に瀬戸内海全域を対象としたエコツーリズムは存在していません。

 

 そこで、瀬戸内海全域を対象とした新たな「環境観光」として、エコツーリズムの概念をもとにした各種エコツアーを企画・実践していくことが、瀬戸内海の環境保全はもとより、地域社会の活性化と経済効果を促進することになると考えます。

 

 つきましては、本会の趣旨へのご理解とご賛同をいただきまして、是非この機会にご入会いただき、皆様のご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

                                     一般社団法人 瀬戸内海エコツーリズム協議会 

                                             代表理事 上嶋 英機

 

 

 


目 的

 

瀬戸内海は、わが国最大の豊かな自然環境資源と海洋文化・歴史を有する内海部です。特に、 

瀬戸内海国立公園の島々が多様に存在し、豊かな環境資源と景観を有しています。
 
この豊かな自然環境資源と歴史文化資源を長期的に保護し活用するには、自然景観と生物多様 

性の存在を実感しその価値を満喫する具体的な活動やシステムが必要です。 
       

そこで、瀬戸内海エコツーリズム協議会では、 「瀬戸内海の生態系景観を見つめ自然と文化を

                  探り、多様な自然を守る」ことを理念としたエコツアーを構築し実践し、 自然環境の保全、地

                  域コミュニティーの活性化、新たな観光ビジネスの振興を目的とします。

 

 

 

活動内容


 1.エコツーリズムの構築
   瀬戸内海国立公園の環境資源を評価し、その資源を活用したエコツ
   ーリズムの構築を図る。
 
 2.セミナーの開催
   自然環境の保全や生物多様性の確保に向けた情報、技術的手法、取
   り組みなどについてのセミナーを開講し一般に普及啓発を図る。
 
                   3.人材育成
                     地域コーディネーターやエコツアーガイド(インタープリター)な
                     どの人材育成をおこなうため、養成・研修体制を構築し、実践的活
                     動を図る。
 
                   4.施設整備と地域活性化
                     エコツーリズムを運用するために必要な宿泊施設などの施設整備や
                     エコツアーサイトの地域活性化のための基盤の構築を図る。