瀬戸エコ協は、瀬戸内ツーリズム推進協議会の一員として、自然環境の保全や生物多様性の確保に向けた情報、技術的手法、取り組みなどについての普及啓発を目的とした「エコツーリズムフォーラム」の開催に、2012年(平成24年)から参画しています。
過去に開催したフォーラムについては、ブログ記事でもご紹介しております。
第 9 回 エコツーリズム フォーラム2023
【一般社団法人瀬戸内海エコツーリズム協議会 創立10周年記念事業】
活力のある豊かな瀬戸内海を創生するエコツーリズムの推進を目指して
【開催概要】
日 時:2023年 2月 18日(土) 13:30-17:30
場 所:広島平和公園 国際会議場 コスモス
主 催:一般社団法人瀬戸内海エコツーリズム協議会、瀬戸内ツーリズム推進協議会
後 援:EPOちゅうごく[環境省 中国環境パートナーシップオフィス]、一般社団法人 日本エコツーリズム協会、
一般社団法人 中国経済連合会、中国新聞社、一般社団法人 日本旅行業協会、学校法人 鶴学園 広島工業大学
協 力:学校法人ひらた学園 広島国際医療福祉専門学校、特定非営利活動法人 里海づくり研究会議、
株式会社 たびまちゲート広島、一般社団法人 地域資源研究センター、株式会社 Gun地域システム研究所、
特定非営利活動法人 自然環境ネットワークSAREN、総合技研株式会社、日本ミクニヤ株式会社
【趣旨】
近年の瀬戸内海島嶼部においては、限界を超えた「超過疎化」により無人島化が進み、島嶼部の歴史・文化が消滅し、自然環境の管理も不可能となっています。こうした状況を打開するにはエコツーリズムによる活性化を図り、持続可能な島嶼部の環境管理と社会システムの整備が急務です。一方コロナ禍には、身近な地域の観光資源を基に少人数による個人志向の旅(マイクロツーリズム)等、多様な体験型の旅が発展しました。このような中、観光により地域の環境資源が破壊されることのないよう、エコツーリズムとしての本質的な価値である「自然と文化の保護と継承」が強く求められています。
こうした経緯から、今回のフォーラムでは 無人島化により危機的な状況にある瀬戸内海島嶼部の再生活動への貢献、現在のエコツーリズム活動の価値と評価をテーマとし、国内外のエコツーリズムの現況について専門家からご講演をいただきました。またパネルディスカッションにおいては、エコツーリズムの課題に関する様々な意見を交わしていただきました。
エコツーリズムフォーラム2021
~観光庁/誘客多角化事業オンラインフォーラム~
スモール瀬戸内海・八木灘の“離島”を中心としたエコツーリズムによる地域活性化プラン
“八木灘”の自然と歴史を知るフォーラム
【開催概要】
日 時:2021年2月18日(木)13:00-15:00
場 所:YouTube Live (https://youtu.be/7MfG3mawC44)
主 催:(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会
協 催:大崎上島町観光協会/ (一社)竹原市観光協会/ 安芸津町観光協会/(一社)呉観光協会/安浦町観光協会
協 力:大崎上島町/ 竹原市/東広島市/呉市
【趣旨】
当協議会は、2010年の創立以来この10年間、「瀬戸内海の生態系景観を見つめ、自然と文化を探り、多様な自然を守る」ことを理念としたエコツーリズムの推進を通して、自然環境の保全、地域コミュニティの振興、新たな観光ビジネスの振興を目的としてきました。
瀬戸内海は、豊かな漁場環境を有し、自然景観や文化歴史が育まれてきました。しかし、高度成長期以降、現在に至るまで、漁業や農業の衰退や特に”離島”人口の減少・高齢化・過疎化が進んでいます。さらにwithコロナ期においては、都市部からの旅行者も激減し経済活動にも支障をきたし始めています。
そこで本フォーラムでは、広大な瀬戸内海のスモールスケール版として”八木灘”と呼ばれる海域(呉市のとびしま海道及び“離島”の大崎上島、本土側の川尻町~安浦町~東広島市安芸津町~竹原市の海岸線に囲まれた瀬戸内海西部の海域)に着目しました。本フォーラムは、同地域の既存の自然・文化・産業・歴史・地産といった観光資源をエコツーリズムの視点から掘り起こし、八木灘沿岸域を“離島”にフォーカスしたコンセプトで繋ぎ、多様で持続可能な観光資源の認知度を全国的に向上させるための情報発信の機会ともなりました。
【プログラム】
■ はじめに(総合司会):フリーアナウンサー 中井 佳絵
■ 挨拶(10’) 土井 誠:観光庁 誘客多角化等実証調査事務局 中国支部コーチ
観光庁「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」事業について
■ 報告(35’) 上嶋 英機:(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会 理事長
“スモール瀬戸内海・八木灘の”離島“を中心としたエコツーリズムによる
地域活性化プラン”
■ 講演(35’) 加藤 久美:和歌山大学観光学部観光学科 教授
“サステナブルな地域づくりの観光“
■ 紹介(各5’計20’) 大崎上島町・竹原市・安芸津町・呉市(安浦町) 各観光協会
“地域の観光資源の紹介とこれからのつながり“
■ セッション(20’) 上嶋代表理事・加藤教授・各観光協会
“八木灘地域における持続可能なエコツーリズムについて”
※本フォーラムは、観光庁「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成に向けた実証調査」事業の一環として実施されました。
※本フォーラムは配信から1週間で428回のご視聴をいただくことができました(2月26日時点)。
発表資料(複写禁止)
第8回エコツーリズムフォーラム2019
~瀬戸内海島嶼部の地域活性化に向けたエコツーリズムの戦略と役割~
島嶼部の無人島化を防ぐ「豊かな瀬戸内海」に向けた取り組み
日 時:2019年(平成31年)1月26日(土)
場 所:広島平和公園 国際会議場 コスモス
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会
(広島県/呉市/廿日市市/(一社)せとうち観光推進機構/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
瀬戸内海では平成27年10月2日に瀬戸内法が改正され、「豊かな瀬戸内海」を目指して生態系の保全と、美しい景観の保全に向けた取り組みを行う事が定められ、自然景観と文化的景観の保全のため「エコツーリズムの推進」が明記されました。
一方、瀬戸内海の島嶼部は限界を超えた「超過疎化」に陥り、無人島化が進んでいます。このため、歴史や伝統文化が消滅し、自然環境の管理も不可能となっています。
「第8回エコツーリズムフォーラム2019」では、瀬戸内海の自然景観や文化的景観を支えている環境資源を守りつつ活用するため、人材投入と新観光産業により島嶼部の地域活性化を促進して無人島化を防ぎ、「豊かな瀬戸内海」に向けた取り組みを可能とするエコツーリズムの戦略と役割について考察しました。
持続可能な社会を目指し地域を活性化させていくための、連携体制、地域の人々の意識のあり方、ブランディングの重要性等について、活発な議論が交わされました。
(このフォーラムは環境省平成30年度エコツーリズム地域活性化支援事業の一環として運営されました。)
第7回エコツーリズムフォーラム2018
海外の旅行者の観光価値に対応した瀬戸内海エコツーリズムの創生
~海外の旅行者(インバウンド)を満足させる日本の観光のあり方について~
日 時:2018年(平成30年)1月27日(土)
場 所:広島平和公園 国際会議場
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会(広島県/呉市/廿日市市/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
日本国内は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前にして訪日海外旅行者(インバウンド)を迎える観光政策が活発化しています。
すでに、中国地域でも多くのインバウンドが増加しつつある中、果たして彼らを満足する観光のスタイルや価値観が充分に得られているのか疑問です。瀬戸内海の豊かな自然や歴史、文化を紹介し、受け入れる地域体制やツアープログラムの在り方、そしてインタープリターの教育など多くの課題が存在しています。
インバウンドが期待することと、受け入れる側のコンテンツにはまだ大きな隔たりがあり、期待するその価値に応えることが出来ていないと感じられます。
「第7回エコツーリズムフォーラム2018」では、多くの訪日観光客に期待する旅の論理と価値、受け入れる地域側の実態と論理を議論し、瀬戸内海の継続的な観光のあり方について考察を深めました。また、インバウンドに期待する価値観とコンテンツやビジネス化の可能性について検討することで、今後さらにエコツーリズムを推進していくことが確認されました。
(このフォーラムは、環境省平成29年度エコツーリズム地域活性化支援事業の一環として運営されました。)
第6回 エコツーリズムフォーラム2017
地域着地型観光DMOによる瀬戸内海エコツーリズムの運用
~多様な景観と地産を「なりわい」とする元気な島々の活性化に向けて~
日 時:2017年(平成29年)2月18日(土)
場 所:広島教育会館 ホテルチュリッヒ東方2001
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会
(広島県/呉市/廿日市市/(一社)せとうち観光推進機構/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
日本国内は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、外国人旅行者(インバウンド)を対象とした新たなツーリズム構築の為の施策や地域着地型DMOへの活発な動きが見られます。また、瀬戸内海では、平成27年に瀬戸内海環境保全特別措置法の一部が改正され、「豊かな海」を目指して、自然景観と文化的景観の活用と保全に向けた取組みを行う事が定められ、柱の一つに「エコツーリズムの推進」が明記されました。
一方、瀬戸内海の島嶼部や沿岸域は急速な過疎化が進行し、無人島化による古来の風土や伝統文化が消滅し、自然環境資源の管理も不可能となってきた課題が浮き彫りとなっています。
「第6回エコツーリズムフォーラム2017」では、瀬戸内海における「地域着地型DMO」の、適正で効果的な体制を構築するためのあり方について考えました。
このフォーラムでの議論を活かし、素朴な自然環境資源・文化歴史的資源や景観を観光資源として活用しつつ、従来の地域の価値と賑わいを取り戻すことを目標として、新たな生活システムと経済活動を創生し、人々が「なりわい」としての生活形態が実現するようにエコツーリズムの推進をさらに図って参ります。
(このフォーラムは、環境省平成28年度エコツーリズム地域活性化支援事業の一環として運営されました。)
第5回 エコツーリズムフォーラム2016
~新・瀬戸内法の具現化と活力ある島々の再生に向けて~
日 時:2016年(平成28年)1月30日(土)
場 所:リージャスひろしまハイビル21
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会(広島県/呉市/廿日市市/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
瀬戸内海では昨年9月に瀬戸内法が改正され、「豊かな瀬戸内海」を目指して生態系の保全と美しい景観の保全に向けた取り組みを行う事が定められ、自然景観と文化的景観の保全のため「エコツーリズムの推進」が明記されました。
一方、瀬戸内海の島嶼部は限界を超えた「超過疎化」に陥り、無人島化が進んでいます。このため、歴史や伝統文化が消滅し、自然環境の管理も不可能となっています。
「第5回エコツーリズムフォーラム2016」では、過去4回のフォーラムでも提唱してきました「エコツーリズムの推進」をより一層深堀させ、瀬戸内海の自然景観や文化的景観を支えている環境資源を守りつつ活用していくために、「人材投入」や「新観光産業」など、島嶼部の地域活性化を促進していく方法論などについて、議論を深めました。
(このフォーラムは、環境省平成27年度エコツーリズム地域活性化支援事業の一環として運営されました。)
第4回エコツーリズムフォーラム2015
~瀬戸内海からの発信! 活力ある島々の再生に向けて~
日 時:2015年(平成27年)1月31日(土)
場 所:ホテルチューリッヒ東方2001
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会(広島県/呉市/廿日市市/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
平成26年11月、地方創生に関連する法案が可決され、平成27年度は様々な施策が展開されようとしています。そんな中、瀬戸内海の島しょ部は急激な人口減少・超高齢化に陥り、無人島化が進んでいます。
一方、瀬戸内海では、昨年、「瀬戸内海国立公園指定80周年」や「瀬戸内しまのわ2014」などのイベントが、沿岸域自治体の地域資源を元に開催されました。しかし、今後の継続性と経済的な活性化には、さらなる施策と活動が必要です。
第4回エコツーリズムフォーラムでは、瀬戸内海の環境資源と歴史文化を活用し、継承していく「瀬戸内海エコツーリズム」のあり方と今後の戦略について議論し、エコツーリズム活動が「地域創生」へどのように貢献できるか、その役割について考察しました。
(このフォーラムは、環境省平成26年度エコツーリズム地域活性化支援事業の一環として運営されました。)
第3回エコツーリズムフォーラム2014
~瀬戸内海国立公園指定80周年を迎えて~
日 時:2014年(平成26年)3月8日(土)
場 所:リージャスひろしまハイビル21
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会(広島県/呉市/廿日市市/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
第3回エコツーリズムフォーラムは、協議会が掲げる理念や具体的な活動内容を地域の皆様方に広く知っていただくこと、また、瀬戸内海が国立公園に指定されてから80周年を迎えることを契機に、瀬戸内海の活性化を促す新たな社会システムのあるべき姿を議論し、その中で、エコツーリズム活動が果たす役割や貢献を考えることを目的として開催されました。
第3回エコツーリズムフォーラムでは、協議会が宮島・安芸灘・防予諸島で実施したエコツアーに加え、フランスにおけるエコツーリズム視察について報告。また、同国から専門家を招聘、フランスにおけるエコツーリズムの実態についてお話しいただき、国内エコツアーへの活用策をとりまとめました。
(このフォーラムは、環境省平成25年度エコツーリズム地域活性化支援事業および瀬戸内海国立公園指定80周年記念パートナーシップイベントの一環として運営されました。)
第2回エコツーリズムフォーラム2013
~国内のエコツーリズム先進事例紹介と瀬戸内での活動~
日 時:2013年(平成25年)3月9日(土)
場 所:リージャスひろしまハイビル21
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会(広島県/呉市/廿日市市/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
第2回エコツーリズムフォーラムでは、協議会における活動報告を行うとともに、今後、瀬戸内海においては、どのような展望を持って取り組むべきか、基調講演においてお話をいただきました。また、国内のエコツーリズムの先進事例として、飯能市における「地域住民と一体となったエコツーリズム」の実施状況をお話しいただき、瀬戸内海における運用について考察しました。
(このフォーラムは、環境省平成24年度地域コーディネーター活用事業および広島県瀬戸内ツーリズム推進事業の一環として運営されました。)
第1回エコツーリズムフォーラム2012
~瀬戸内海の生態系景観を見つめ、自然と文化を探り、多様な自然を守る~
日 時:2012年(平成24年)2月25日(土)
場 所:広島YMCAホール本館404号室
主 催:瀬戸内ツーリズム推進協議会(広島県/呉市/廿日市市/(一社)瀬戸内海エコツーリズム協議会)
第1回エコツーリズムフォーラムでは、協議会が掲げる理念や具体的な活動内容について、地域の皆様方に広く知っていただくとともに、エコツーリズムに関する最新の政策や知見、取組の実情などについて考察しました。
(このフォーラムは環境省平成23年度地域コーディネーター活用事業の一環として運営されました。)